どうもみなさんこんにちは、バドラボ管理人です。
先日次郎インスパイア系のラーメンを、つけ麺バージョンで食べたのですが、なんとつけ汁をほぼ飲み干してしまい、帰宅後大変なことになってしまいました笑
さて、今回も本題に入っていきましょう。
前回は、フットワークの「移動」について解説させて頂きました。

今回は、前回の「移動」の次の段階である「ストップ」について解説していきたいと思います。
フットワークにおける「ストップ」とは何か?
では、フットワークにおいて
「ストップ」
とは何なのかということですが、読んで字のことく、前の記事で解説した「移動」でシャトルが落ちてくる落下点まで動いた後に、足を踏み込むなり、ジャンプするなり、ダイビングするなりしてシャトルにラケット面をタッチし、その際に動きが止まる訳ですが、その動きが止まる様を「ストップ」と定義しています。
フットワークにおける「ストップ」の種類
前回書いた移動の記事で、フットワークにおける「移動」には、
- サイドステップ
- シャセステップ
- ランニングステップ
- ジャンプステップ
- ダイビング
の5種類があると解説しましたが、「ストップ」は「移動」の後に起きることを考えると、
- サイドステップの後のストップ
- シャセステップの後のストップ
- ランニングステップの後のストップ
- ジャンプステップの後のストップ
- ダイビングの後のストップ
のそれぞれがあることが分かると思います。
余談になりますが、フットワークの体系記事で解説したように、「ストップ」の後には、「戻り」がある訳ですが、「戻り」にも
- 「サイドステップ→ストップ」の後の戻り
- 「シャセステップ→ストップ」の後の戻り
- 「ランニングステップ→ストップ」の後の戻り
- 「ジャンプステップ→ストップ」の後の戻り
- 「ダイビング→ストップ」の後の戻り
があることが理解頂けるかと思います。
各「ストップ」のやり方
先ほど、フットワークの「ストップ」には、
- サイドステップの後のストップ
- シャセステップの後のストップ
- ランニングステップの後のストップ
- ジャンプステップの後のストップ
- ダイビングの後のストップ
があることをお伝えしましたが、ここではそれぞれの「ストップ」のやり方を解説したいと思います。
まず、「ストップ」は以下の6つの種類に分類することが出来ます。
- フォア前でのストップ
- フォア横でのストップ
- フォア後ろでのストップ
- バック前でのストップ
- バック横でのストップ
- バック後ろでのストップ
そしてそれぞれの方向のストップの中で
- 動き出した位置から近い位置でストップする場合
- 動き出した位置から遠い位置でストップする場合
に分かれ、そしてそれぞれの中で、近い位置でストップする場合は、
- ラケット側の足でストップする場合
- ラケットとは逆側の足でストップする場合
に分かれ、同様に遠い位置でストップする場合も、
- ラケット側の足でストップする場合
- ラケットとは逆側の足でストップする場合
に分けることが出来ます。
この分類は、
- サイドステップの後のストップ
- シャセステップの後のストップ
- ランニングステップの後のストップ
- ジャンプステップの後のストップ
の4種類のストップについては共通の分類となっています。
また、5つ目のダイビングステップの後のストップの場合は、
- 動き出した位置から近い位置でストップする場合
- 動き出した位置から遠い位置でストップする場合
の両方の場合において、
- 両手を床に着いてストップ
のやり方でストップすることになります。
以下で、ここまでお伝えしたそれぞれの条件におけるやり方を解説していきますが、先ほど
- サイドステップの後のストップ
- シャセステップの後のストップ
- ランニングステップの後のストップ
- ジャンプステップの後のストップ
の4つのストップそれぞれの中での分類は同じであることを解説したので、上記4つのストップをひとまとめにして、
「通常ステップ後のストップ」
とし、それに
「ダイビングステップ後のストップ」
を加えて、
- 通常ステップ後のストップ
- ダイビングステップ後のストップ
の2つについて解説していきたいと思います。
ちなみにですが、解説に入る前にここまで解説したことを以下で図式化しておきたいと思います。
【ストップの体系図】
「1.通常ステップ(サイドステップ、シャセステップ、ランニングステップ、ジャンプステップ)後のストップ」
ーフォア前でのストップ
ーー動き出した位置から近い位置でストップする場合
ーーーラケット側の足でストップする場合
ーーーラケットとは逆側の足でストップする場合
ーー動き出した位置から遠い位置でストップする場合
ーーーラケット側の足でストップする場合
ーーーラケットとは逆側の足でストップする場合
ーフォア横でのストップ
ーー動き出した位置から近い位置でストップする場合
ーーーラケット側の足でストップする場合
ーーーラケットとは逆側の足でストップする場合
ーー動き出した位置から遠い位置でストップする場合
ーーーラケット側の足でストップする場合
ーーーラケットとは逆側の足でストップする場合
ーフォア後ろでのストップ
ーー動き出した位置から近い位置でストップする場合
ーーーラケット側の足でストップする場合
ーーーラケットとは逆側の足でストップする場合
ーー動き出した位置から遠い位置でストップする場合
ーーーラケット側の足でストップする場合
ーーーラケットとは逆側の足でストップする場合
ーバック前でのストップ
ーー動き出した位置から近い位置でストップする場合
ーーーラケット側の足でストップする場合
ーーーラケットとは逆側の足でストップする場合
ーー動き出した位置から遠い位置でストップする場合
ーーーラケット側の足でストップする場合
ーーーラケットとは逆側の足でストップする場合
ーバック横でのストップ
ーー動き出した位置から近い位置でストップする場合
ーーーラケット側の足でストップする場合
ーーーラケットとは逆側の足でストップする場合
ーー動き出した位置から遠い位置でストップする場合
ーーーラケット側の足でストップする場合
ーーーラケットとは逆側の足でストップする場合
ーバック後ろでのストップ
ーー動き出した位置から近い位置でストップする場合
ーーーラケット側の足でストップする場合
ーーーラケットとは逆側の足でストップする場合
ーー動き出した位置から遠い位置でストップする場合
ーーーラケット側の足でストップする場合
ーーーラケットとは逆側の足でストップする場合「2.ダイビングステップ後のストップ」
ーフォア前でのストップ
ーー動き出した位置から近い位置でストップする場合
ーー動き出した位置から遠い位置でストップする場合
ーフォア横でのストップ
ーー動き出した位置から近い位置でストップする場合
ーー動き出した位置から遠い位置でストップする場合
ーフォア後ろでのストップ
ーー動き出した位置から近い位置でストップする場合
ーー動き出した位置から遠い位置でストップする場合
ーバック前でのストップ
ーー動き出した位置から近い位置でストップする場合
ーー動き出した位置から遠い位置でストップする場合
ーバック横でのストップ
ーー動き出した位置から近い位置でストップする場合
ーー動き出した位置から遠い位置でストップする場合
ーバック後ろでのストップ
ーー動き出した位置から近い位置でストップする場合
ーー動き出した位置から遠い位置でストップする場合
通常ステップ後のストップ
ここでは、「通常ステップ」の後のストップについて解説します。
通常のステップには、
- フォア前でのストップ
- フォア横でのストップ
- フォア後ろでのストップ
- バック前でのストップ
- バック横でのストップ
- バック後ろでのストップ
という6方向でのストップがあり、それぞれにおいて
- 動き出した位置から近い位置でストップする場合
- 動き出した位置から遠い位置でストップする場合
に分類され、さらにそれぞれの中で
- ラケット側の足でストップする場合
- ラケットとは逆側の足でストップする場合
に分かれることを解説しました。
以下で、それぞれの場合について見ていきましょう。
フォア前でのストップ
動き出した位置から近い位置でストップする場合
ラケット側の足でストップする場合
フォア前において、動き出した位置から近い位置で、なおかつラケット側の足でストップする場合、構えの記事で解説したように、構えの際には爪先を内側に少し内側に捻って構えており、その足の捻りを解放せずにそのまま足を出してストップします。
理由は、その方が戻りや次の動きを速くすることが出来るためです。
動画で解説すると以下のようになります。
※フォア前、近い位置で、ラケット側の足でストップする場合の動画
ラケットとは逆側の足でストップする場合
フォア前で、動き出しから近い位置で、ラケットとは逆側の足でストップすることは経験上ないため、省略して考えて頂いて大丈夫です。
動き出した位置から遠い位置でストップする場合
ラケット側の足でストップする場合
フォア前で、動き出しの位置から遠い位置で、ラケット側の足でストップする場合、構えの時の内側に捻った爪先を、外側に開放するようなイメージで踏み込みます。
こうすることで、より遠くまで踏み込むことが出来ますし、大きく踏み込んでもしっかりと止まることが出来ますし、なによりケガを防ぐことが出来ます。
これは非常に重要な点なので気を付けて頂きたいのですが、遠くの位置に大きく踏み込む場合、構えの時のように爪先を内側に捻ったままだと、膝などの関節に大きく損なう危険性が高いです。
そのため、遠くの位置に大きく踏み込む場合は、構えの時に内側に捻っていた爪先を、外側に解放するようなイメージで踏み込むようにしましょう。
上記を解説した動画は以下になります。
※フォア前で、遠くの位置にラケット側の足でストップする場合の動画
ラケットとは逆側の足でストップする場合
フォア前で、動き出しとは遠い位置で、ラケットとは逆側の足でストップすることは経験上ないため、省略して考えて頂いて大丈夫です。
フォア横でのストップ
動き出した位置から近い位置でストップする場合
ラケット側の足でストップする場合
フォア横で、動き出した位置から近い位置で、ラケット側の足でストップする場合は、「フォア前」のそれと同じイメージです。
構えの際に内側に捻った爪先の形のまま、フォア横の方向に踏み込んでストップします。
※フォア横で、動き出した位置から近い位置で、ラケット側の足でストップする場合の動画(ストライドストップと、ジャンプストップ)
ラケットとは逆側の足でストップする場合
フォア横で、動き出した位置から近い位置で、ラケット側とは逆の足でストップする場合は経験上ないため、省略して考えて頂いて大丈夫です。
動き出した位置から遠い位置でストップする場合
ラケット側の足でストップする場合
フォア横で、動き出した位置から遠い位置で、ラケット側の足でストップする場合は、フォア前のそれと同じように、構えの際に内側に捻っていた爪先を、外側に解放して大きく踏み込むように足を出してストップします。
※フォア横で、動き出した位置から遠い位置で、ラケット側の足でストップする場合の動画(ストライドストップと、ジャンプストップ)
ラケットとは逆側の足でストップする場合
フォア横で、動き出した位置から遠い位置で、ラケット側とは逆の足でストップする場合は、経験上ないため省略して考えて頂いて大丈夫です。
フォア後ろでのストップ
動き出した位置から近い位置でストップする場合
ラケット側の足でストップする場合
フォア後ろで、動き出した位置から近い位置で、ラケット側の足でストップする場合は、フォア前とフォア横でのストップと同様に、構えの時に内側に捻った爪先をそのまま状態で足を出してストップします。
※フォア後ろで、動き出した位置から近い位置で、ラケット側の足でストップする場合の動画(ストライドストップと、ジャンプストップ)
ラケットとは逆側の足でストップする場合
フォア後ろで、動き出した位置から近い位置で、ラケット側とは逆の足でストップする場合は、経験上ないため省略して考えて頂いて大丈夫です。
動き出した位置から遠い位置でストップする場合
ラケット側の足でストップする場合
フォア後ろ、動き出した位置から遠い位置で、ラケット側の足でストップする場合、フォア前やフォア横と同じように、内側に捻った爪先を外側に解放するようにして、大きく踏み込んでストップします。
※フォア後ろで、動き出した位置から遠い位置で、ラケット側の足でストップする場合の動画(ストライドストップと、ジャンプストップ)
ラケットとは逆側の足でストップする場合
フォア後ろで、ラケット側から遠い位置で、ラケットとは逆側の足でストップする場合は、いわゆる「両足を前後に入れ替えて」ストップする形となります。
両足の前後の入れ替え方は、前に大きく踏み込む場合の下半身の形、つまり、前足をまっすぐ向けて、後ろ足は真横に向けるという形を作り、その状態からまずは前に出した足を、後ろ足の真横に持ってきて、その後に先に後ろに置いておいた足を、前に持ってくるというやり方になります。
練習方法としては、まずは下半身だけを練習し、その後に上半身も連動させて練習します。
文章で読むだけでは何のことかさっぱりだと思うので、動画で確認してみましょう。
※足の入れ替えの練習方法の動画
このことを踏まえて、フォア奥で、動き出した位置から遠い位置で、ラケットとは逆側の足でストップする場合の動画を確認してみましょう
※フォア後ろで、動き出した位置から遠い位置で、ラケット側とは逆の足でストップする場合の動画(ストライドからの足の入れ替えストップと、ジャンプしてからの足の入れ替えストップ)
バック前でのストップ
動き出した位置から近い位置でストップする場合
ラケット側の足でストップする場合
バック前で、動き出した位置から近い位置で、ラケット側の足でストップする場合、フォア前などと同じように、構えた状態の時に爪先を内側に捻って構えたところから、戻りが速くなるように、捻りをほどかずにそのまま足を出してストップします。
※バック前、動き出した位置から近い位置で、ラケット側の足でストップする動画(ストライドストップと、ジャンプストップ)
ラケットとは逆側の足でストップする場合
バック前で、動き出した位置から近い位置で、ラケットとは逆側の足でストップする場合も、ラケット側の足でストップするのと同様に、構えた時に爪先を内側に捻った状態を崩さずに、そのまま着地地点に対して足を出してストップします。
※バック前、動き出した位置から近い位置で、ラケットとは逆側の足でストップする動画(ストライドストップのみ、ジャンプストップなし)
動き出した位置から遠い位置でストップする場合
ラケット側の足でストップする場合
バック前で、動き出した位置から遠い位置で、ラケット側の足でストップする場合、バック前以外の遠くの位置でストップする場合と同様に、内側に捻った爪先を解放させて、外側に捻って遠くの位置に足を踏み込んでストップします。
先ほどもお伝えしたように、その際、ケガのリスクを限りなくさけるために、しっかりと外側に爪先を捻ることを心掛けて下さい。
※バック前、動き出した位置から遠い位置で、ラケット側の足でストップする動画(ストライドストップと、ジャンプステップ)
ラケットとは逆側の足でストップする場合
バック前で、動き出した位置から遠い位置で、ラケットとは逆の足でストップしたことは経験上ないため、省略して考えて頂いて大丈夫です。
バック横でのストップ
動き出した位置から近い位置でストップする場合
ラケット側の足でストップする場合
バック横で、動き出した位置から近い位置で、ラケット側の足でストップする場合、バック横などと同じように、構えた状態の時に爪先を内側に捻って構えたところから、戻りが速くなるように、捻りをほどかずにそのまま足を出してストップします。
※バック横、動き出した位置から近い位置で、ラケット側の足でストップする動画(ストライドストップと、ジャンプストップ)
ラケットとは逆側の足でストップする場合
バック横で、動き出した位置から近い位置で、ラケットとは逆側の足でストップする場合も、ラケット側の足でストップするのと同様に、構えた時に爪先を内側に捻った状態を崩さずに、そのまま着地地点に対して足を出してストップします。
※バック横、動き出した位置から近い位置で、ラケットとは逆側の足でストップする動画(ストライドストップのみ、ジャンプストップなし)
動き出した位置から遠い位置でストップする場合
ラケット側の足でストップする場合
バック横で、動き出した位置から遠い位置で、ラケット側の足でストップする場合、バック横以外の遠くの位置でストップする場合と同様に、内側に捻った爪先を解放させて、外側に捻って遠くの位置に足を踏み込んでストップします。
先ほどもお伝えしたように、その際、ケガのリスクを限りなくさけるために、しっかりと外側に爪先を捻ることを心掛けて下さい。
※バック横、動き出した位置から遠い位置で、ラケット側の足でストップする動画(ストライドストップと、ジャンプステップ)
ラケットとは逆側の足でストップする場合
バック横で、動き出した位置から遠い位置で、ラケットとは逆の足でストップしたことは経験上ないため、省略して考えて頂いて大丈夫です。
バック後ろでのストップ
動き出した位置から近い位置でストップする場合
ラケット側の足でストップする場合
バック後ろで、動き出した位置から近い位置で、ラケット側の足でストップする場合は、いわゆるハイバックあるいはローバックを打つ場合となります。
※ハイバック動画
※ローバック動画
この場合も、バック前やバック横と同じように、構えた時に内側に捻った爪先を閉じたまま、足を出してストップします。
ラケットとは逆側の足でストップする場合
バック後ろで、動き出した位置から近いあるいは遠い位置で、ラケット側とは逆の足でストップする場合は、いわゆる「ラウンド」と言われる打ち方となります。
※ラウンドの動画
ラウンドにはここで解説しているように
- 動き出しから近い位置でストップする場合
- 動き出しから遠い位置でストップする場合
の2つの場合があり、近い遠いという距離による、爪先の捻り方の使い分け方は、バック奥以外の個所と同じです。
つまり、ここでの動き出しから近い位置でストップする場合も、構えの時に内側に捻った爪先をそのまま状態で足を出してストップする形となります。
※バック奥、動き出しの位置から近い位置で、ラケットとは逆の足でストップする場合の動画(ストライドストップと、ジャンプストップ)
動き出した位置から遠い位置でストップする場合
ラケット側の足でストップする場合
バック奥で、動き出した位置から遠い位置で、ラケット側の足でストップする場合も、ハイバックあるいはローバックを打つ状態でのストップとなり、その際、バック前やバック横などでストップする場合と同様に、構えた際に爪先を内側に捻った状態から、捻りを解放して大きく外側に爪先を開くようにしてストップします。
※バック奥、動き出した位置から遠い位置で、ラケット側の足でストップする動画(ストライドストップのみ。ハイバックとローバック)
ラケットとは逆側の足でストップする場合
バック奥で、動き出した位置から遠い位置で、ラケットとは逆側の足でストップする場合も、近い位置でストップする場合と同様に、いわゆる「ラウンド」と呼ばれる打ち方の後にストップする形となります。
※バック奥、動き出した位置から遠い位置で、ラケット側の足でストップする動画(ストライドストップとジャンプストップ)
ダイビングステップ後のストップ
まず、基本的なダイビングステップ(便宜上、「ステップ」という単語を付けています)のやり方を解説したいと思います。
「ダイビングレシーブ」と言い換えた方が理解しやすいかもしれません(以下、省略して「ダイビング」という言いまわして解説していきます)。
ダイビングを行う上で重要になってくるのが、「構えた時の姿勢の低さ」です。
以前も別の記事で解説しましたが、構えた時の姿勢が高く、その状態からダイビングすると死ぬほど痛い思いをします(笑)
想像してみると分かりやすいかと思いますが、極端に言えば上半身が床と並行で、限りなく床と近くなっている状態から床に滑り込めば、スムーズに飛び込むことが出来ます。
ここで重要になってくるのが、「どうやって姿勢の低さを実現するか」です。
よく、「腰を低くしろ」という言葉を耳にしますが、スクワットのように単に膝を曲げて腰の位置を低くしてもあまり効率的なフットワークを行うことはできません。
低い姿勢の作り方
ではどうすれば姿勢の低さを実現するかですが、まず一つ目のポイントは「体に力を入れること」です。
「え?構える時はリラックスするんじゃないの?」と思った方も多いかと思いますが、これは恐らくあらゆる競技に言えることで、いわゆる「構える」となった時は、体に力を入れないと、構えた後の様々な動きにスムーズに移行することは出来ないと私は考えています。
では、まず肩幅ぐらいに両足を開いて真っ直ぐ立った状態から、体に力を入れるという変化を確認してみましょう。
※両足を肩幅ぐらいに開いて真っ直ぐ立った状態から、体に力を入れて少し姿勢が変化する動画
姿勢を低くして構える次のポイントは、両腕・両脚を内側に捻って構えることです。
両腕を内側に捻ると手の甲が前を向き、両足を内側に捻ると爪先が内側を向きます。
この時に先ほどよりも、少しですが姿勢が低くなります。
※両足を肩幅ぐらいに開いて、体に力を入れた状態から、両腕・両脚を内側に捻ってさらに姿勢が低くなる動画
姿勢を低くするための最後のポイントは、「足幅(スタンス)を広くすること」です。
体に力を入れ、両腕・両脚を内側に捻った状態で、スタンスを少しずつ広げていくと、徐々に上半身が前に倒れて姿勢が徐々に低くなっていきます。
※体に力を入れ、両腕・両脚を内側に捻った状態で、スタンスを少しずつ広げていくと、徐々に上半身が前に倒れて姿勢が徐々に低くなっていく動画
ここで注目して頂きたいのが、さほど腰の位置は変わっていないということです。
その理由は、膝をあまり曲げることなく姿勢の低さを実現しているためです。
先ほど、よく「腰を低く構えましょう」という言葉を耳にするということをお伝えしたかと思いますが、これは「姿勢の低さ」を「膝を曲げること」で実現しようとする構え方なのだと思います。
もちろん、私が提唱する姿勢が低い構えの作り方でも、膝が曲がるという現象は発生します。
でも、これは意識的に膝を曲げようとした結果として起きる出来事ではなく、先ほど説明した
- 体を固めること
- 両腕両脚を内旋すること
- スタンスを広くすること
の3点を意識することの結果によって、副次的に発生した出来事だというわけです。
低く構えたところからダイビングのやり方
ここからは、上で解説した「低い姿勢」の状態から、実際にダイビングを行う方法を解説したいと思います。
まず、自分が止まっている状態で、相手が打ってきたシャトルに対して足を動かしていては間に合わないと判断したら、ラケットをシャトルに向かって動かしていきます。
ポイントとしては、とにかくラケットだけでもタッチしようと腕を伸ばすことであり、こうすることで自然と上半身や下半身が後から付いてきます。
こうやってラケットがシャトルに当たるかどうかのタイミングには、自分の体勢が崩れて倒れこむ形となるので、ラケットでシャトルを打ったら、ラケット握った手を開いて、両手で腕立て伏せをするような形で床に倒れ込みます。
床に倒れ込んだ際には、筋力があれば両腕を曲げることなく体を支えて止まることが出来ますが、私のような非力な人間の方が多いと思うので、その場合は両腕を曲げて上半身を床に付けても問題ありません。
低い姿勢で構えたところから、ダイビングする一連の流れを動画で確認してみましょう。
※低い姿勢で構えたところから、ダイビングする一連の流れの動画
ここまでで解説したダイビングのやり方を踏まえて、各移動方向で実際にどのようにダイビングをするかを以下で解説したいと思います。
フォア前でのストップ
動き出した位置から近い位置でストップする場合
両手を床に着いてストップ
上でお伝えしたやり方でダイビングしてシャトルをレシーブします。
※フォア前、動き出した位置から近い位置でストップする動画
動き出した位置から遠い位置でストップする場合
両手を床に着いてストップ
上でお伝えしたやり方でダイビングしてシャトルをレシーブします。
※フォア前、動き出した位置から遠い位置でストップする動画
フォア横でのストップ
動き出した位置から近い位置でストップする場合
両手を床に着いてストップ
上でお伝えしたやり方でダイビングしてシャトルをレシーブします。
※フォア前、動き出した位置から近い位置でストップする動画
動き出した位置から遠い位置でストップする場合
両手を床に着いてストップ
基本的にフォア横、体から遠い位置でダイビングでストップする場合はないと考えて頂いて大丈夫です
フォア後ろでのストップ
動き出した位置から近い位置でストップする場合
両手を床に着いてストップ
基本的にフォア後ろ、体から近い位置でダイビングでストップする場合はないと考えて頂いて大丈夫です
動き出した位置から遠い位置でストップする場合
両手を床に着いてストップ
基本的にフォア後ろ、体から遠い位置でダイビングストップする場合はないと考えて頂いて大丈夫です(それをやる選手もごく稀にいますが、かなりの身体能力の高さを必要とします)
一応、やり方の動画を載せておきます。
※フォア後ろ、動き出した位置から遠い位置でストップする動画
バック前でのストップ
動き出した位置から近い位置でストップする場合
両手を床に着いてストップ
上でお伝えしたやり方でダイビングしてシャトルをレシーブします。
※バック前、動き出した位置から近い位置でストップする動画
動き出した位置から遠い位置でストップする場合
両手を床に着いてストップ
上でお伝えしたやり方でダイビングしてシャトルをレシーブします。
※バック前、動き出した位置から遠い位置でストップする動画
バック横でのストップ
動き出した位置から近い位置でストップする場合
両手を床に着いてストップ
上でお伝えしたやり方でダイビングしてシャトルをレシーブします。
※バック横、動き出した位置から近い位置でストップする動画
動き出した位置から遠い位置でストップする場合
両手を床に着いてストップ
基本的にバック横、体から遠い位置でダイビングでストップする場合はないと考えて頂いて大丈夫です。
バック後ろでのストップ
動き出した位置から近い位置でストップする場合
両手を床に着いてストップ
基本的にバック後ろ、体から近い位置でダイビングでストップする場合はないと考えて頂いて大丈夫です。
動き出した位置から遠い位置でストップする場合
両手を床に着いてストップ
基本的にバック後ろ、体から近い位置でダイビングでストップする場合はないと考えて頂いて大丈夫です。
まとめ
以上が、フットワークにおける「ストップ」の解説になります。
自分で書いていて思いましたが、一言で「ストップ」と言ってもこれだけ体系的にまとめることが出来るのだなと驚きました、というか書くの大変でした笑
まだまだ上手くまとめられていない部分もあると思いますが、それは追々改善していければと思っております。
お読み下さりありがとうございました。
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