【バドミントン】「グリップの長さ」によるグリップの握り方・握り替えの実践
皆さんこんにちは。
以前、(もし出来ていなかった場合)スマッシュを一瞬で速くすることが出来るグリップの握り方や、ドロップやカットなどのコントロール系のショットの精度を一瞬で高めるグリップの握り方について説明させて頂きました。
参考:【バドミントン】「手の中でのグリップの位置」によるグリップの握り方・握り替えの実践
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また、バドミントンに関係することのお悩みでも大丈夫ですので、何かありましたらご遠慮なくコメントやメッセージ頂けると嬉しいです。
さて、今回の記事に入っていこうと思います。
今回は、グリップ体系の分類法の最後の「グリップの長さ」による握り替えについて解説していきたいと思います。
「グリップの長さ」による握り方の理論
グリップを持つ長さを変えることによる変化について解説します。
グリップを短く持つことによる変化
まず、グリップを短く持った場合について解説すると、以下のようになります。
- リストスタンドした時の手首の角度、肘の角度が狭くなり、ラケットを体の前に置いた時のラケットの位置が高くなり、顔の近辺に来るショットに対応しやすくなる。
- ラケットの位置が高くなることで、肩の回る範囲が小さくなり、ラケットヘッドが描く軌跡が短くなり(スイングがコンパクトになる)、速いショットや速い展開に対応しやすくなったり、ネット近辺で打つショットが打ちやすくなる。
- 肩の回る範囲が小さくなると、肩の回旋による反動が使えなくなるので、ほぼ下半身の動きだけで動かなければいけなくなってしまい、守備範囲が狭くなる一方で、限られた守備範囲を守りやすくなる(あまり動かずに打つショットが打ちやすい)
グリップを長く持つことによる変化
次に、グリップを長く持った場合について解説すると、以下のようになります(先ほどとおおよそ逆です)。
- リストスタンドした時の手首の角度、肘の角度が広くなり腕が伸びるので、体の中心部から離れた位置に来るショットに対応しやすくなる。
- ラケットの位置が低くなることで、肩の回る範囲が大きくなり、ラケットヘッドが描く軌跡が長くなり(スイングが大きくなる)、大きな展開に対応しやすくなったり、ネットから離れた位置で打つショットが打ちやすくなる。
- 肩の回る範囲が大きくなると、肩の回旋による反動が使いやすくなるので、全身を使った動きがしやすくなり、守備範囲が広くなる一方で、限られた範囲での処理がやりづらくなる(動いて打つショットが打ちやすい)
「グリップの長さ」による握り方の実践
先ほど解説した理論に基づき、ではどのような時にグリップを短く持つと効果的か、長く持つと効果的かを以下で解説していきたいと思います
短く握るとショットの質が高まる場面
ショット別
- バックハンドサーブ(フォアハンドサーブについては現在検証中)
- ヘアピン
- アタックロブ(現在検証中)
- プッシュ(基礎打ち、ネット前、前衛)
- 体周りのドライブ(基礎打ちなど)
- 体周りのレシーブ(基礎打ち、ダブルスやミックスでのレシーブなど)
種目および場面別
- ダブルス
- 前衛
- サイドバイサイド
- ミックス
- 前衛
- サイドバイサイド
- シングルス
- ネット前(人によって短く握り替える方と長く持って打つ方に分かれるのではないかと考えています)
長く握るとショットの質が高まる場面
ショット別
- フォアハンドサーブ(現在検証中)
- フォアハンドのオーバーヘッド系のショット(クリア、スマッシュ。ドロップやカットについては短く握ることで精度が上がるかもしれませんが、ドロップだけ握り替えたらバレる可能性が高いのでクリアやスマッシュと同じく長い持ち方で打つことが理想的だと思います)
- ハイバックの各種ショット(説明はフォアハンドと同じです)
- サイドハンドの遠くに飛ばす系のショット(ロングドライブ、ローバック)
- 高いロビング
種目および場面別
- シングルス全般(ネット前だけ握り替える方はいるかもしれません。サイドハンドでのショートレシーブは短く握ることで精度は上がるかもしれませんが、シングルスはサイドラインまで手を伸ばさなければいけないので、少しでも距離を稼ぐために長く持つことをオススメします)
- ダブルス後衛
- ミックス後衛
まとめ
短く持つことで、逆に長く持つことで精度が上がるショットや場面をご紹介させて頂きましたが、個人的には長さについては必ずしも握り替えなくてもいいのかなと考えています。
しかし、特に速いショットや速い展開に対応しようとする場合などは、短く握らなければ対応しきれないケースなど出てくる可能性も高いので、ミスが出るなどする場合は短く握り替えることをオススメしますし、また逆にスマッシュの威力がどうしても欲しい場合などは、長く握り替えた方がいいと思います。
必要があれば握り替える位でいいのかなと。
私は面倒臭がりなので、基本的に長く持っており、あまり長短の握り替えはあんまりしません。
ただ、バックハンドのサーブが安定しなかったり、ラリー展開が速い場合などは握り替えて対応するという感じです。
以上が、グリップの長さによる握り替えの解説になります。
最後までお読み下さりありがとうございました。
※グリップの握り方分類のまとめ記事はこちら↓