強くなるということを論理的かつ戦略的な視点から分解して解説してみた
強くなるということを論理的に捉えてみる
強くなるというのは、言い換えれば試合に勝つことであり、それは競技力を高めるということに他ならない
つまり、強くなるには競技力を高めることとイコールな訳である
では、競技力とは何なのか
以前の記事でもお伝えしたように、競技力を構成する要素としては、テクニック、フィジカル、メンタルが主要素で、それ以外にも戦術や戦略、道具や栄養、環境なども競技力を構成する要素であると個人的には考えている
つまり、強くなりたければ、試合に勝ちたければ、これら競技力を構成する要素をそれぞれ必要レベルまで高めていけばいいという訳である、物凄く簡単に言えばだけど
もちろん、理論としてはシンプルではあるけれど、イージーではないということは誰にでも分かりやすいことだと思う
一つ、競技力向上を目指す上での考え方をお伝えすると、バドミントンと言うのは対人競技であり、対戦対手の勝負になる
これを競技力と言う視点から見てみると、自分の競技力の総合力と、相手の競技力の総合力との勝負になる訳である
つまり、長期的に特定の大会、特定の対戦相手に勝つことを目指していく場合、ターゲットとなる大会や対戦相手の競技力を分析して、それに対して自分の競技力をいかに高めていくかということを戦略的に考えるという訳である
これは何も難しく考える必要はなくて、例えばターゲットとなる大会、対戦相手との勝負で勝ちたい場合、自分を分析してみると長いラリーになった時に途中でスタミナが切れてしまって点数を取られてしまうという状況が続き、それだとターゲットとなる大会や対戦相手に勝つことが難しいということは分かりやすいと思う
このように、目標とするモノに対して、競技力と言う視点から見て今自分にはどういう要素が足りないのか、そしてその要素を身に付けるにはどのような練習なりを行っていけばいいのかを考えて取り組んでいくことが、競技力的な視点から見た戦略立案と実行法になる訳である
また例えば、ネット前のミスが多いのであれば、技術的なアプローチから改善するのであれば、より良い打ち方を、体の使い方を身に付けることを目指し、フィジカル的な点からアプローチするなら、体幹の安定性を高めるようなトレーニングをしたり、メンタル面からアプローチするのであれば、あれだけ練習したから入るはずと思えるまで練習をしたり、戦術面からアプローチするのであれば、ネット前の展開になるべく入らないようなプレースタイルを練習する、といった具合である
もちろん、先ほどもお伝えしたように思考法としてはシンプルだけど、それを体現するとなるとイージーではない
ただ、一般的によく語られる、強くなるということを、論理的かつ戦略的な視点から分解してみると、ここで解説したような感じになるということです