「どういう練習をすればいいか分からない」という質問に対する答え
どういう練習をすればいいか分からないという質問はよく耳にします
正直なことを言えば、どんな練習であってもいいと思っています、極端なことを言えば
それよりも大事なのは、練習を選択する、練習に取り組むときの考え方
練習と言うのは、抽象的に言えば成長する、言い換えれば上達する、強くなるためにやります
では、どうすれば上達、強くなるかと言う話になるのですが、ここで大事になるのは、どうすれば成長が起こるかということを考えることです
どういうプロセスを踏めば成長という現象が発生するのか
私が考えるのは、「改善」「解決」というキーワードが大事だということです
改善とは、今出来ていることがより出来るようになること
解決とは、今出来ていないことが出来るようになること
これが成長という現象における本質だと思っています
つまり、改善、言い換えれば今出来ていることをより出来るようにするにはどうすればいいか、という視点で練習メニューを選択する
また、解決、言い換えれば今出来ていないことを出来るようにするにはどうすればいいか、という視点で練習メニューを選択します
例えば、ヘアピンが上手く入らないという課題、問題を解決したいとします
この時に選択できる練習方法としては、基礎打ち、ノック、パターン練習などが挙げられるでしょう
ノック練習であれば、誰かに頼んでネット前で延々とシャトルを投げてもらう練習をしたり、パターン練習では、オールショートなどでより実践的にネット前の練習に取り組んだりすることが出来ます
あるいは、壁に向かって壁打ち的にヘアピンを出来ますし、手元でシャトルを上にラケットで上げながらヘアピンを練習することも出来ます
このように、自分が出来ないことに対して、練習メニューを考え選択していくことで、解決による成長という現象が発生することになります
言い換えれば、目的志向ともいえるかもしれません
何のための練習なのか、その練習をすることで何になるのかという視点を持って練習に取り組むことで、より成長に繋がる合理的な取り組みが出来るということなのだと思います