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「木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったか」感想レビュー

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要約・概要

鬼の木村と呼ばれ「木村の前に木村なく、木村のあとに木村なし」と言われた伝説の柔道家、木村雅彦の実像に迫るルポルタージュ。

なぜ無敗と言われた伝説の柔術家・木村雅彦をわれわれ日本人が知らず、一般的に知られていないのか。

力道山との禍根の一戦を終着点として木村雅彦の生きた道を追う。

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レヴュー・感想

プライドの消滅を経て一度は総合格闘技ムーブメントが終わったものの、再び総合格闘技が注目されつつある現在だからこそ読んで貰いたい一冊です。

木村政彦と力道山との一戦である「昭和の巌流島の決闘」を中心に書かれていますが、当時の柔道のあり方、成り立ちなど、現在の柔道とはかなり違うということが綿密に書かれています。

また、力道山を悪者として書いている訳でもなく違った観点からも描かれておりルポとしてとても正しい形式でもあります。

当時の柔道とは総合格闘技にかなり近く、それがブラジルで独自の進化を遂げ現在でもチキンウィング・アームロックは木村政彦の名前から「キムラロック」と呼ばれてる点などとても興味深かったです。

知識も深まるのですが、何より木村政彦の歩んだ人生が映画のようで何度も鳥肌が立ちました。

メインは力道山との巌流島での戦いということになるのでしょうが、個人的なハイライトはブラジルに木村政彦が興行で訪れた際にかのグレイシー一族の一人エリオ・グレイシーとの一戦のシーンです。

当時のブラジルの状況は未だに日本の敗戦を信じてない日本人と負けを認めている日本人(双方ともに移民)との間で確執もあり、尚且つ日本の国技である柔道ではブラジル人であるグレイシー一族が猛威をふるっていた・・・

そこに無敗を誇る木村政彦が来るのだから熱い展開とならないはずがありません。

ブラジルでの一戦、力道山のプロレス転向、木村政彦がプロ柔術を行うことになった理由―それぞれ大きなタームで見ると戦中・戦後と当時の日本の状況に翻弄された人々の姿が浮かび上がる点も興味深いですね。

どうにかNHK辺りで大河ドラマとして映像化してもらえないものだろうか。

これほど面白い人物はそうそう居ないので、切にそう思います。

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