横山武史の父親や兄について!天才と呼ばれる理由に迫る!

2021年の皐月賞馬エフフォーリアの主戦騎手といえば、関東を代表する若手ホープの横山武史騎手ですよね。

2020年に初重賞勝ちを果たした横山武史騎手ですが、2021年は5月3日現在ですでに重賞を4勝もしています。

横山武史騎手は名手横山典弘騎手を父に持ち、兄の横山和生騎手とともにJRAで活躍しています。

そこで父の横山典弘騎手や兄弟の横山和生騎手、さらには天才と称されるその騎乗について解説します。

父の横山典弘騎手は日本を代表する騎手の1人

2021年は横山武史騎手がエフフォーリアでクラシックの皐月賞を勝ちましたから、2021年春の段階では父の横山典弘騎手より活躍しているといえるかもしれません。

ですが競馬騎手としての全体的な実績を比較した場合、まだ父の横山典弘騎手のほうが圧倒的に上回っています。

1986年にデビューした横山典弘騎手は、今もなお現役で活躍し続けている言わずと知れた名手です。

デビューから4年後の1990年にはキョウエイタップでのエリザベス女王杯勝ちを含め、重賞をいくつも勝っています。

そして1991年には記録にも記憶にも残るメジロライアンでの宝塚記念優勝を果たし、その名を全国へととどろかせました。

1990年代には順調にキャリアを積み重ね、マイルCSや安田記念を勝ったトロットサンダー、有馬記念馬サクラローレル、マイル王のタイキシャトル、快速クラシック2冠馬のセイウンスカイなど、数々の名馬の手綱を取ってきました。

2000年代に入ってもその活躍は続き、ブラックホークやカンパニーでGⅠ勝ちしているのはもちろんのこと、2009年にはロジユニヴァースで悲願の日本ダービー制覇も達成しています。

そして円熟期を迎えた2010年代も2014年にワンアンドオンリーで2回目の日本ダービー優勝を飾ったり、希代のクセ馬ゴールドシップで宝塚記念と天皇賞・春を勝つなど、衰えを知らない活躍を見せています。

日本には騎手がたくさんいますが、これだけの実績を残している騎手は他になかなか見当たりません。

西には一般の人にもよく知られている競馬界を代表する騎手の武豊騎手がいますが、東には横山典弘騎手がいます。

どちらもすでにかなりの年齢になっていますが、若い騎手に引けを取らないぐらいの活躍ぶりで競馬界を牽引し続けています。

横山武史騎手が頭角を現してきているのは間違いないですが、まだ父の横山典弘騎手の領域には達していません。

横山典弘騎手が残してきた実績は偉大過ぎますから、横山武史騎手が追いつくにはまだ時間がかかるといえるでしょう。

横山武史騎手の兄の横山和生騎手も同じJRA騎手

親子でJRA騎手として活躍することすらめずらしいですが、横山武史騎手は親子のみならずその兄弟もJRA騎手として活躍しています。

横山武史騎手の兄の横山和生騎手もJRA騎手です。

2017年デビューの横山武史騎手に対し、兄の横山和生騎手は2011年にデビューしました。

デビュー3年目の2013年には39勝をマークするなど、それなりに順調な滑り出しでした。

父の横山典弘騎手とともに、JRAの騎手として着実に結果を残してきています。

2014年以降は年間10勝台とやや勝ち星が伸び悩んでいましたが、それでも2018年にはハイランドピークでGⅢのエルムSを勝ち、待望の初重賞勝利を決めました。

デビュー7年目にしてやっとつかんだ重賞勝利ですから、とても感慨深かったことでしょう。

さらに2020年にはトーセンスーリヤでGⅢの新潟大賞典を制し、待望の重賞2勝目もマークしています。

この重賞勝ちが周囲の関係者への良いアピールになっているのか2019年は17勝を記録し、2020年には30勝をあげました。

そして2021年は5月3日現在ですでに25勝を残しており、このまま今のペースで勝ち星を積み重ねていけばキャリアハイの成績を残しておかしくありません。

弟の横山武史騎手がデビューして早々に勝ち星を伸ばしましたら、もしかしたら兄として触発される部分があったのかもしれません。

何といっても兄弟ですから、まったく意識しないというのは難しいはずですよね。

競馬で騎手が勝利を手にするためには、実力はもちろんのこと運も必要です。

勝てるだけの実力がありながら運に恵まれなくてリーディングとは無縁の騎手もいます。

ですから横山武史騎手の活躍に奮起したとしてもそれが勝ち星に直結するとは限らない、非常にシビアで厳しい世界です。

ですが横山武史騎手の兄の横山和生騎手も兄としてのプライドがあるでしょうから、これからさらに勝ち星を積み重ねたり重賞勝ちしたりといった実績を残しておかしくありませんよね。

またこのまま横山武史騎手もその兄の横山和生騎手も順調にキャリアを積み重ね続ければ、GⅠのような大舞台で感動的なワンツーフィニッシュがあってもおかしくありません。

GⅠのような大きなレースは出走できるだけでも大変ですから、困難な道のりであることは否定できません。

ですがどちらも関東の有望株ですし、そんなドラマティックな瞬間をファンとしてはどうしても待ち望んでしまいます。

横山武史騎手にはすでに天才の呼び声あり

2017年にデビューしてからまだ5年も経っていない横山武史騎手ですが、ファンの間からすでに「天才ではないか」という声が上がっています。

2017年は13勝、2018年には35勝、そして2019年に54勝をマークした横山武史騎手ですが、2020年には年間100勝目前の94勝という若手騎手としては驚異的な数字の記録を残しています。

JRA騎手で年間100勝前後の成績を残せるのはトップジョッキーだけですから、その数字がどれだけすごいのか想像に難くありませんよね。

まだデビューしてから間もない数年の間にこれだけの数字を残しているなら、ファンの間から「天才だ」という称賛の声が上がっても何ら不思議ではありません。

騎手は成績さえ残せば高く評価されますから、若手とはいえ十分信頼されます。

しかも2021年の皐月賞をエフフォーリアで制したことやすでに重賞勝ちをいくつも決めていることから、大舞台での勝負強さも備わっているとみることができます。

競馬の1勝はどの勝利も重たいですが、やはりGⅠをはじめとした重賞で結果を残せる騎手は高く評価されやすいです。

父の横山典弘騎手や現代競馬において元祖天才といわれる武豊騎手、GⅠをいくつも勝っているC・ルメール騎手など、天才と呼ばれる騎手のほとんどが大舞台で強さを発揮している騎手です。

横山武史騎手はまだGⅠを1つ勝っただけですし、それで天才だと評価するのは本来ならまだ早いのかもしれません。

ですが皐月賞で思い切ってインコースに切り込んでポジションを取ったことや、まだ若手ながら100勝近い勝ち星を虎視眈々と積み上げている実績をみれば、天才だといわれるのは妥当な評価です。

もし2021年にエフフォーリアとのコンビでGⅠをはじめとした重賞を勝ちまくったり、エフフォーリア以外の馬でも格の高いレースを続ければ、今よりさらにもう一段階上の評価をされることが容易に想像できますよね。

まだキャリアが浅いので何とも言えない部分はありますし、過剰に評価し過ぎて余計なプレッシャーを与えてしまうのはかわいそうです。

ですがすでに大舞台でも物怖じしないだけの勝負強さを見せていますから、周囲からのプレッシャーをはねのけて大活躍する可能性は決して低くありません。

今後もレースで良い馬に乗り続ければどんどんと勝ち星を積み上げられますし、向上心を忘れさえしなければ技術の向上も見込めます。

横山武史騎手が天才騎手としてさらに多くの競馬ファンに知れ渡る日は、そう遠くないのかもしれませんね。

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