弱いメンタルを強くするたった一つの方法!本当のメンタルの強さとは?
どうも皆さんこんにちは。
最近はインフルエンザが猛威を振るっていますね。
風邪をひかれている方も多いかもしれません。
体調には十分気を付けて過ごしていきましょう。
さてさて、今回も本題に入って参りましょう。
これまでずっと技術的なことだけを扱ってきましたし、まだまだ技術的に書かなければいけない記事は沢山ありますが、今回はメンタルについての記事を新たに書いてみようかと思います。
最後までお付き合い頂けますと幸いです。
メンタルとは何か?
そもそも、メンタルとは何なのでしょうか?
日本語に訳すれば、「心」や「精神(力)」という意味になります。
例えば、精神医学的な「メンタルヘルス」という言葉においては、「心の健康」という意味になります。
また、「メンタルトレーニング」という言葉においては、「精神(力)のトレーニング」という意味になります。
スポーツにおいて、「心技体」という言葉で語られるように、競技力を構成する一大要素としてとても重要な位置を果たしていますね。
それはバドミントンにおいても同じで、強くなるためには、結果を残すためには避けては通れない事柄だと言えるでしょう。
一般的に言われるメンタルという言葉に感じる違和感
しかし、個人的には、一般的にスポーツにおいて行われているメンタルトレーニング、その中でのメンタルの扱い方にはずっと違和感を感じてきました。
先日、とある有名なメンタルトレーナーの方の本を読んでみました。
その中で紹介されていたことは、ほんの少しのセッションを行うだけで、今まで抱えていた精神的な悩みを克服し、大会で結果を残すことが出来るというものでした。
まるで魔法を掛けたように、選手のメンタルが変わると言うのです。
私個人としては、メンタルというのはそんなにも簡単に変わる、鍛えることができるものではないと感じています。
このような一般的に言われているメンタルトレーニングというのは、まるで選手の心(メンタル)を「モノ」であるように扱っているように私はずっと感じてきました。
恐らくですが、メンタルトレーニングという分野は、人間が自然を支配するという観点に基づいて発展してきた欧米から入ってきた科学であるため、このようなやり方になっているのではないかと私は考えています。
考えてもみて下さい。
競技において「技術」を磨くのにどれだけの苦労をしなければいけませんか?
また、フィジカルを極限まで高めていく行為も、苦行そのものだとは思いませんか?
であるならば、メンタルがわずか短期間で大きく変わるなんてのはあり得ないとは思いませんか?
メンタルがもし心の筋肉であるという捉え方をすれば、その筋肉を鍛えていくには長年に渡る苦痛を伴うトレーニングが必要だとは感じませんか?
これらが、私が一般的に言われるメンタル(トレーニング)について違和感を感じる理由です。
メンタルが強いという言葉の本当の意味
正しくメンタルというものを理解するために、いわゆる「メンタルが強い」という言葉を正しく理解する必要があると考えています。
一般的に言われているメンタルの強さを一言で簡単に表せば、「ポジティブ」という言葉かと思います。
この「ポジティブ」という言葉について皆さんはどのような捉え方をしていますか?
ポジティブというのは、日本語に訳すれば「前向き」ということになると思うのですが、私が問題だと考えているのは、このポジティブという言葉についての解釈、そしてトレーニングにおける用いられ方です。
例えば、「ポジティブシンキング」をするというと、
- 「私は凄い」
- 「私なら絶対に出来る」
- 「私は絶対に乗り越えることが出来る」
- 「私が一番だ」
というような考え方をすると思われがちだと思いますし、そう考えることを促すような本や理論などが多いのではないでしょうか?
もちろん、このように考えることは大切だと私も思います。
しかし、私が問題だと感じるのは、まるでこのようなポジティブな、見方によればポジティブ過ぎる考え方、感じ方しかしない存在として、人間を、人間の心を扱ってしまうことです。
人間ですから、例えば将来が掛かった大きな大会などが控えているとして、
- 「本当に勝てるだろうか」
- 「負けてしまったらどうしよう」
- 「上手くプレーできなかったらどうしよう」
このようにネガティブな考え方をすることは当然だと思います。
しかし、一般的に言われているポジティブシンキング、メンタルトレーニングというのは、このようなネガティブな感情や考え方を「否定」「抑圧」するかのようにメンタル(心)を扱ってしまっているように感じられます。
ポジティブな感情しか感じないというのは、私個人としては人間を、人間の心をまるで「機械(ロボット)」のそれのように扱っていることのように感じてしまいます。
では、私の考えがどうなのかと言えば、私は「ネガティブな感情は必要であり重要」だと考えますし、本当のポジティブさ、ポジティブシンキングというのはネガティブな感情を超えた先にあるものだと考えています。
メンタルを強くする方法。どうすればメンタルを強くすることが出来るのか?
だからこそ、短期的に良いパフォーマンスを発揮するためにも、中長期的にメンタルを強くしていくためにも、このような我々の心の中に現れる負の感情、ネガティブな考え方と向き合い、乗り越えて行く必要があると考えています。
no pain, no gainという言葉があるように、痛みや苦しみがなければ得るものはないのではないでしょうか。
また、生みの苦しみという言葉もあるように、結果などを生み出すには苦しみが必要なのだと思います。
つまり、数多くの、そして大きな不安や恐怖、絶望、嫉妬などのネガティブな感情と、それらを通して感じる苦悩や苦しみと徹底して向き合うことこそが、我々の心を強くしてくれるというのが私の意見です。
一般的には、良いイメージトレーニングをするとか、自分に言い聞かせるといったことが言われますが、もし全く良いイメージが浮かばないぐらい、自分に大丈夫だと言い聞かせるのが馬鹿らしく思えるぐらいに絶対的に絶望的な状況だったらどうでしょうか?
そこまで追い込まれてみないと想像が付かないかもしれませんが、人間死ぬことを意識する位に追い込まれてしまった時には、そんな方法は全く通用しないと、個人的にですが考えています。
極端な例かもしれませんが、人間の心というのは、それぐらい扱いが難しいものだということなのだと思います。
だからこそ出来ることと言えば、今目の前にある精神的な苦しみに徹底的に向き合い、その苦しみを味わいつくすことだけだと思っています。
それこそが、唯一と言っていいほど、私たちの心を強くしてくれる方法なのではないでしょうか。
メンタルを磨いた先にあるもの
苦しみから目を逸らさずに向き合うことでメンタル(と言うと安っぽく聞こえますね)が磨かれていくということをお伝えしましたが、この結果は競技におけるパフォーマンスが向上することに止(とど)まりません。
少しスピリチュアルな話になってしまいますが、苦しみや苦痛と向き合うことで魂が磨かれると、私は考えています。
そして、魂を磨くことこそ、人生の目的であると私は考えています。
私は何教でもありませんが、人間という存在は、何度も輪廻転生を繰り返して今の生を生きていると考えています。
輪廻転生を繰り返す中で、人として生まれることもあれば、動物やモノとして生を授かることもあります。
それぞれの生の中で、魂を磨き、より位の高い魂へと成長するために、輪廻転生を繰り返しているわけです。
そして、その人生の目的である魂を磨くことを果たすのに必要なのが、苦悩や苦痛だと私は考えています。
苦悩や苦痛を積極的に経験するのに最も効果的であることは、何か目標や理想などを掲げてそれに向かって生きることだと思います。
人生を掛けて果たしたい、自分の為だけではなく、世の中の為に果たしたいと思えるような使命を掲げて生きていく、そんな生き方をすることが出来れば、多くの、そして大きな苦悩や苦痛を超えなければいけませんから、必然的にメンタル、心、魂は磨かれていきます。
つまり、メンタルを磨くということは、生き方や人生の目的、使命といった哲学的、思想的な問題に関わってくるというわけです。
そのため、もしメンタルを、心を、魂を鍛え上げたいと思ったとしたら、生き方をより良いものにすること、そしてより良い人間になる必要があると私は考えます。
そういう人が少しでも増えれば、きっと世の中もより良いものになりそうですね。
まとめ
以上が、私が考えるメンタルが強いということはどういうことなのか、そしてメンタルを強くするにはどうすればいいかということの説明になります。
あくまでも私の経験を通して導き出した答えなので、何ら科学的な根拠があるわけではありませんが、精神的に弱い自分を変えたいと思って色々な本を読み漁ったり、検証してみたりして辿り着いた答えになりますので、同じようにメンタル的な弱さで苦しんでいる人には多少の役には立つかもしれません。
今回の記事は以上になります。
最後までお読み下さりありがとうございました。