日本ランキングに入った選手をコーチングしてきました(2022年9月14日メルマガバックナンバー)
こんにちは、横田です。
先日、オンラインコミュニティのメンバーさんがレッスンを受講したいとのことで、パーソナルレッスンをしてきました。
その受講者さんは全日本シニアで上位を目指されている方で、これまで全日本社会人で9年連続出場、日本ランキングにも入ったことがある方です。
正直なところ、私がこれまでレッスンさせて頂いたクライアントさんの中で一番実績がある方だったので、何も伝えられることがなかったらどうしよう、と若干ビビってました笑
でも、始まってみたらこういうレベルの高い方でも沢山の改善点があるのだなという発見がありました。
最初はアップも兼ねて体を動かさない技術練習から始まりました。
その方はスマッシュレシーブに以前から課題を抱えていて、周りの方は手だけで打っているということを言われていたそうです。
ということで実際に見てみると、確かに、肘先だけで、とても小さなスイングで打っていました。
レシーブはよく「コンパクトに打つ」ということを言われますが、まさにその言葉通りに体現しているようなフォームだな、という印象を受けました。
私の考えとしては、レシーブと言うのは全身を使って打つショットだと思っています。
ただし、インパクトするまではコンパクトにスイングしなければいけません。
そして、インパクトしてからは体全体を大きく使うようなイメージでスイングします。
そうやって少しずつ変えていく中で、レシーブのフォームもかなり理想的なものになったと思います。
ただ、私が考えるレシーブの発展段階説の最後の部分までは進みませんでした。
やはり、少しずつポイントを覚えていく必要があり、それを出来るようになってようやく次のポイントに進めるのだなと。
◆スカムルジョ並みに前衛で触る方法
次に取り組んだのは前衛です。
前衛でありがちなのは、どのポイントも触れるように構えてしまうこと。
ラケットを顔の前に挙げて構えるのは皆さんやりがちなのですが、そういう「どこでも触れそうな構え方」というのは、結果的に「どこも触れない構え方」になってしまいます。
つまり、構え方を工夫することがあるということ。
スカムルジョ選手の構え方を見てみるとそれがよく分かるのですが、スカムルジョ選手はあるポイントを抑えて構えているからこそ、あんなにも反応が良い前衛でのタッチをすることが出来ているんですね。
そのポイントについては、私が提供しているオンラインコミュニティの動画で解説しています。
また、前衛と言うのは、前にスイングするとアウトになりやすいです。
そのため、これもまたあるポイントを取り入れてスイングすることで、狭いスイングスペースでも角度を付けたプッシュを打てるようになります。
そしてこれらのポイントを理解している方というのは世の中にほとんどいないと思います。
解説出来るのは私ぐらいではないか、そう自負しています。
このように、オンラインコミュニティでは、他のどのコーチも語ることが出来ないコンテンツを100本以上の動画で解説しています。
話し戻りますと、Aさんにこの前衛での構え方のポイントを取り入れてもらったところ、明らかに反応が良くなり、逆側に振られた時でもしっかりと反応して触れるようになりました。
◆ゼロポジションで打つのは間違い
一般的にゼロポジションで打つことが正しいと言われているのですが、これは私の考えで言うと間違いだと思っています。
ゼロポジションという概念が間違っているのではなく、ゼロポジションで打つことが間違っているということです。
ゼロポジションと言うのは、言ってしまえば一番力が入らないポイントだと思っています。
つまり、そのポイントでスマッシュという大きな力を発揮するショットを打つということが矛盾していると思っています。
肩に負担が掛からないように、という言葉がありますが、どう考えても肩には負担が掛かります。
理想的なフォームで打っていてもです。
理想的な、肩の筋力を最大限発揮できるフォームで打つからこそ、肩に負担が掛かるのだと思っています。
私の考えでは、スマッシュは最終的には肩で打つものだと思っています。
ただ、これもレシーブ同様に発展段階があり、様々な発展段階を登って行った最終的にあるのが、肩で打つ、ということです。
そして、その先にあるのが、「ただ合わせるだけ」というイメージです。
最終的にはスマッシュはただ合わせるだけ、そういうイメージになると言うのが私が現状辿り着いている理論となります。
このオーバーヘッドのフォームの発展段階についても、オンラインコミュニティの中で解説しています。
Aさんに、ゼロポジションに代わる本当に正しいヒッティングポイントをお伝えしたところ、Aさんの個人的な感想として、シャトルを潰すように打てるようになったとおっしゃられていました。
筋力を最大限発揮できるポイントだからこそ、こういうイメージを実感できるということですね。
◆一生掛けても辿り着けない理論
サービスの紹介みたいになってしまいましたが、私がオンラインコミュニティで解説している理論は、ほとんどの方が一生掛けても辿り着けない理論だと自負しています。
30年、40年掛けて、数百万円掛けても辿り着けないでしょう。
それだけレベルの高い理論を提供しています。
理論によっては世界一のレベルものもあると思っています。
今回のAさんへのパーソナルレッスンでは、これらのトップクラスの理論を多数提供させて頂き、2時間弱のレッスンとなりましたが大きく上達して頂きました。
また是非レッスン受講したいとのお言葉を頂きましたので、引き続きAさんのサポートを続けていきたいですね。
全日本シニアで上位入賞を目指している方なので、その内、バドミントンマガジンなどにも載るかもしれません。
今回のメルマガは以上になりますが、何か質問したい事とか、オンラインコミュニティやパーソナルレッスンについて気になるなどありましたらお気軽にご連絡頂ければと思います。
それでは、お読み下さりありがとうございました。
横田より。
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